高卒認定合格から専門学校進学への道


%e5%b0%82%e9%96%80%e5%ad%a6%e6%a0%a1%e7%89%a9%e6%80%9d%e3%81%84%e7%94%b7%e6%80%a7

 高卒認定に合格しただけでは、学歴上は中卒のままになってしまいます。
専門学校に進学し、卒業して初めて専門学校卒となります。
高卒認定に合格しただけでは、この資格の力を十分に生かせているとは言えません。
そこで、大学を受験するのは考えていない方には、自分の好きな分野、例えば、音楽や映像
スポーツなどの実務技能が身につく、専門学校がお勧めです。

 

まずは高卒認定試験について把握しましょう。
試験の範囲は高校何年生まで?合格ラインは?

高卒認定試験は通常の試験と同じように出題される範囲が決まっています。
では具体的に高校何年生までの範囲なのか見ていきましょう。
また中退してしまったり等すると免除される科目がある場合もあります。
気になる合格ラインの点数等も説明していきます。

 

高卒認定試験の内容は高校1年生修了程度。

高卒認定試験の科目は、高校1年生で学ぶ科目が多いです。
高校1年生まで在籍した方は、免除科目が複数ありますので、在籍していた高校に単位修得証明書を2通発行してもらってください。
単位修得証明書2通のうち、1通は開封してご自身の修得した科目とその単位を確認します。
もう1通は、出願時に同封するためのものです。
高卒認定試験は、高校の基礎的な内容についてどの程度学力を身につけているかを見るための試験で、合格者の人数が決まっている落とすための試験ではありません。
基準点を超えればよいので、とにかく受験をしてみることをお勧めします。
受験科目の多くが1学年の科目であることから、高校に在籍していて、これから進路を変更したいという方は、何とか1年生を乗り切り、単位を修得しておきましょう。

高卒認定試験の点数で評価はA~Cランクに分かれる。

高卒認定の合格には40点以上が必要と言われています。
ただ、その得点は文部科学省が発行する成績証明書には書かれていません。
A:80点以上、B:79~60点、C:59点以下から合格基準点というように、合格科目について記載されます。
成績証明書は必ず、A、B、Cのいずれかを確認しておきましょう。
Aを目指すことは必要ないと思われている方もいらっしゃるかもしれません。
 確かに、大学等の入試では高卒認定に合格しているかどうかが重要で、得点まで細かく見る学校はほとんどありません。
ですが、高認の内容は高校の基礎の内容ですので、できるだけ高得点を目指し、その後の資格取得に有利にしておきたいものです。

高卒認定試験の得点はどのくらい必要か

出題の内容やレベルによって、自己採点で40点を下回っても合格となるケースがまれにあります。
ですから、試験では最後まであきらめずに回答してください。
この40点を取るための学習ですが、基本的な内容を理解しておくことと過去問題を解いておいて平均40点以上をとれるようにすることの2点が必要です。
科目によって、学習の進め方、重点分野が異なります。
40点を目指している方は、特に勉強のやり方によって、得点アップが可能です。

 

toranomaki-bana

 

専門学校の入試レベルは?専門学校がおすすめな理由

%e5%b0%82%e9%96%80%e5%ad%a6%e6%a0%a1%e3%83%a1%e3%82%a4%e3%83%b3%e7%94%bb%e5%83%8fa0055_000850

入試形態にはさまざまなものがあります。
ここでは専門学校の入試形態から入試レベル。
そして高認合格後なぜ専門学校がいいのか説明していきたいと思います。

専門学校の入試レベルはどの程度か

専門学校では、学力試験を行わない入試、例えば、自己推薦やAO入試などを実施しています。
平成28年度入試でAO入試を実施した専門学校は187校ありました。
この制度を上手に活用して、入試突破を目指す方法がお勧めです。
大学入試と比較すると、大学ほど、準備が必要とはいえません。
ですが、高校の学力程度は身につけておかないと、
専門的な内容やその分野の資格試験を突破するのに苦労するかも知れません。

【参考】

https://school.js88.com/nyushi/list?&exam=1&type=11&s=1

 

高卒認定試験では高得点を目指した方が良い!

高卒認定は合格基準点と言われる40点を超えればよいという方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、高得点を取ることも考えてみてはいかがでしょうか。
専門学校で学ぶ分野にもよりますが、資格試験を受けることがカリキュラムに入っている場合などは、特に学力が必要とされることがあります。
すでに、高認で学ぶ内容をお伝えしましたが、高校の基礎の内容ですので、学んでおいて損はありません。
これから取得する資格が、専門的であればあるほど、基礎学力が求められます。
また、在学中にカリキュラムにはない資格を受ける場合には、基礎学力を身につけておいた方が有利です。

高認合格後に専門学校がお勧めな理由

高卒認定試験に合格しただけでは、高卒の準じた資格取得者となります。
高卒と認めていただける企業とそうでない企業があるのが現状です。
進学ではほぼ、受験資格が与えられますが、就職面では認知度の関係などから必ずしも有利というわけではありません。
高卒認定に合格してしまえば、入試のレベルが大学に比べて高くはなく、勉強を引き続きしなくてよいところがあります。
高認合格まで頑張るという方には、専門学校進学はあっています。
専門学校は大学にはない、実技等の技能を身につけられるのが特色です。
技能の分野も幅広く、あなたの関心の深い技能を選べます。

 

高卒認定を高得点で合格し、資格試験に余裕で合格、そして専門学校卒業を勝ち取りましょう。
行く進路によっては専門学校が必ずしもというわけではありませんが、高卒認定合格後も専門学校を目指せるというのは一つ覚えておいてください。
これからの自身の選択肢が広がります。

 

toranomaki-bana