お子さんが不登校になってしまい、この先どうすればいいのか悩まれている親御さんは最近とても多いようです。
慌てることなく、少し落ち着いて深呼吸してみましょう。
向き合う方法はいろいろありますよ。
お子さんが不登校になった後、一番気になることといえば、その先の進路ではないでしょうか?
できれば進学や就職をして立派な社会人になってほしいとお考えになるのが親心かと思います。
まだ諦めないでくださいね。
一度不登校になってしまっても、そこで終わりではありません。
想像以上に道が広がっています。
中学校で不登校になった場合でも、卒業させてくれる中学校がほとんどです。
ですので、ここでは中学校卒業後の進路についてお話していきます。
高校に進学する
やはり親御さんのお気持ちからすると、高校もしくはそれに準ずるところへ進学してほしいというのが希望ではないでしょうか?
では高校に進学するにしてもどういった高校があるのかここではお話ししていきたいと思います。
全日制高校
一般に高校と言って思い浮かべるのは全日制高校かと思います。
中学校で何か問題があった場合、似たような生活空間が待っていますので不安に思われるかもしれませんが、学校によっては中学校より縛りがなくなりますし、人間関係が変わることで、不登校から立ち直ることができるお子さんが多くいらっしゃいます。
通信制高校
自宅学習がメインで、卒業に必要な単位を取得する方法です。
起立性調節障害などで朝起きれずに学校へ行けないというお子さんは実は以外に多いようです。
何回かスクーリングに行く必要はありますが、ほとんど行く必要がない点においては、通学が難しいお子さんにはお勧めです。
定時制高校
全日制高校に比べると自由度はかなり高いようです。
また、夜間に授業が行われますので、日中アルバイトなどをして、夜に学校に通うという方が多くいます。
通学するうえ、集団で授業を受けるので不安かと思いますが、意外にも不登校経験のある生徒さんも多いようです。
高等専門学校
主に専門科目などの社会に出てすぐに役立つような勉強をする学校です。
1~5年の就学期間を要し、通学する必要がありますが、実務的な勉強が中心なため、目指したい分野などがきまっているお子さんにおすすめです。
周りも同じ方向を目指しているので、普通の高校より溶け込みやすいかもしれません。
不登校の受け入れをしている学校も多いようです。
高校進学以外の選択肢
進路は学校に進むということだけにとどまりません。
もっと広い世界を見てみませんか?
ここでは、高校に進学する以外の方法、「海外留学」「高卒認定試験」「フリースクール」について述べていきたいと思います。
海外留学
海外に行って語学を学んだり、現地の学校に入るというのも一つの進路です。
日本での生活でなじめず、不登校になってしまったお子さんが海外で生活することによって活発に成長されるケースも多いです。
海外留学の経験は、後々日本に帰ってきたとしても大いに役立ちます。
実際に不登校の方で海外へ留学して、海外の大学へ進学するケースもありました。
語学力がつくというのが大きな武器になると思います。
高卒認定試験
高校などの生活になじめないのではないか、通信制高校に入学したけど自宅で学習があまり続けられないのではないかと心配な方には高卒認定試験がおすすめです。
高卒認定試験は高校の勉強を凝縮したものになっていますので、学習がなかなか続かないお子さんでも1年以内での合格が可能です。
実際に半年間くらい高卒認定の勉強をして一発で高卒認定が合格になったというケースも多々あります。
もちろん一発で合格できなくても年に二回試験がありますので、二回目で全て合格するというケースは多いです。
フリースクール
フリースクールに通っても高校を卒業することはっできませんが、不登校で学校に行けていないお子様にとっても、どこかに居場所があるということは重要なことです。
先生や周りの生徒と接することで、社会生活になじむための練習になりますよ。
お子さんが不登校になられたとしても諦めないでほしいです。
進める道はたくさんありますし、その先に進むための道も用意されています。
諦めず取り組みチャレンジすることが大事だと思います。
どんな些細なことでもいいので今回紹介させて頂いた方法を実践してみて頂ければと思います。
可能性は無限大です。