「高卒認定を受験しよう」と思ったけれど、どうやって受験の手続きをしたらいいのでしょうか?
初めてのことだとわかりませんよね。しばらく受験してなくて再受験する方ももう忘れてしまっているかもしれませんね。
ここでは、願書提出の手順を一緒に確認していきます。
まずは受験案内の入手
受験を決めた際にしてほしいことは、受験案内がいつ配布されるかを調べることです。大体8月試験のものは4月上旬に、11月の受験案内は7月中旬に配布されます。
配布期間中にご自身で配布所に受取りに行くか、テレメール資料請求受付サイトもしくは電話で請求ができます。テレメールでの資料請求ですと、配布開始前でも予約をしておくことができます。
今すでに受験案内が配布されている時期ならば、すぐに手に入れてください!出願期間はまだ先だから…なんてのんびりしている暇はないんです!というのも、出願には願書だけでなく各種証明書などの添付が必要だからです。証明書の種類については後々お話いたしますが、証明書の申請から受取りには時間がかかる可能性があります。ですから、少しでも早く受験案内を手に入れて、必要書類を確認してください。
期間内に出願を!
出願期間として設けられている期間は10~20日ほどです。この間に提出すればいいのですが、これより前や後に送っても受付してくれませんので、ご注意ください。
また、出願の期間が長期休暇とかぶっている場合もありますので、なるべくお早く準備をしておくといいでしょう。
申請に必要な書類は?
願書提出の際に必要な書類をチェックしてみましょう。自分にはどの書類が必要かを見てください。書類によっては受け取りまで時間のかかるものもございますので、余裕を持って申請してくださいね。
受験願書・履歴書
願書は必ずHB以上の黒鉛筆で記入してください。(ボールペン不可)
受験案内の中に願書の書き方見本がありますので、参考にして書いてみましょう。
受験料(収入印紙)
高卒認定試験の受験量は収入印紙で支払います。収入印紙というものを知らない人もいらっしゃるかもしれませんが、郵便局の窓口などで聞くと案内してもらえますよ。消印はせずに受験料貼り付け欄に貼りつけてください。
料金は受験科目数によって異なります。
1~3科目 4,500円
4~6科目 6,500円
7~8科目 8,500円
ご自身が受験される科目数に応じて収入印紙を購入してください。
写真2枚
出願前6ヵ月以内に撮影した4cm×3cmの証明写真を2枚用意し、受験者表と受験票に貼りつけてください。万が一はがれてしまった時のために写真の裏にボールペンで名前や住所を書いておくと安心です。
受験票または戸籍抄本(原本)
初めての受験・もしくはまだ合格科目がない方は、本籍地が記載された住民票または戸籍謄本が必要です。6ヵ月以内に交付されたものの原本をお送りください。
科目合格通知書
高卒認定又は大検で合格している科目がある場合は、文部科学省に科目合格通知書を申請して、原本を添付してください。もし、科目合格通知書に書いてある名前や本籍が変わっている場合は、戸籍抄本も添付してください。
単位修得証明書
高校などで取った単位によって免除にできる科目があるかもしれません。免除科目にしたい場合には単位修得証明書の原本が必要です。
現在の名前や住所が証明書のものと異なる場合は戸籍抄本を添付しましょう。
技能審査(検定試験など)の合格証明書
検定試験などで持っている級によっては、免除にできる科目があるかもしれません。合格証明書の原本を添付してください。
現在の名前や住所が証明書のものと異なる場合は戸籍抄本を添付しましょう。
氏名・本籍の経緯がわかる公的書類(原本)
上記の各種証明書の記載が現在と異なる名前や住所の場合、戸籍抄本の原本を添付しましょう。
個人情報の提供にかかる同意書
外国籍の方で、過去に高認又は大検を受け合格科目があり、科目合格通知書の名前や国籍が変更されている場合に提出します。
特別措置申請書及び医師の診断書・意見書
身体上の障害などにより、受験の際に特別措置が必要であれば、特別措置の申請書と医師の診断書を添付します。
願書の提出のポイント
願書記入の際には、添付する書類と矛盾がないように記入してください。情報に誤りがある場合、受験することができません。
必ずHB以上の鉛筆で記入し、間違えたところは消しゴムできれいに消しましょう。
受験科目や免除科目、既合格科目についてしっかり確認し受験料に間違いがないかしっかり確認してください。科目選択を誤ってしまうと、今まで勉強してきたものが無駄になってしまいます。
住民票の住所と、受験票や合格証明書を送ってほしい住所が異なる場合も必ず記入しておきましょう。
万が一のため、記入した願書をコピーしてお手元に残しておきましょう。
大切な受験機会を無駄にしないように、しっかり準備をしておきましょうね。何事においても、確認しすぎるということはありませんので、何度もチェックしましょう!
受験案内を見ても、どうしてもわからない部分があれば、文部科学省やサポート校に連絡して聞いてみましょう!