中卒からの就職って何か困る?【平均年収と職種、今から出来る対策】

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景気が回復傾向にあるといわれるものの、依然として「就職活動は大変」と言われていますよね。
それでは、中卒から就職した人はどんな仕事に就き、
どれくらい年収をもらっているのでしょうか?

国のデータ・人事の声・中卒先輩社員の声を交えつつ、
人気がある資格から学歴を変える方法までご紹介。

 

中卒でも正社員になれる?気になる年収は?

中卒でも正社員になることができます。
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厚生労働省『平成25年若年者雇用実態調査』
※若年者とは、15歳~35歳の年齢層の方々です。
ユースフル労働統計『労働統計加工指標集-2015』
※生涯年収に退職金は含まれていません。
 

しかし、その割合は高卒・専門卒・大学卒に比べて少ないのが実態のようです。
生涯年収についても、学歴が高いほど生涯年収が良いことが分かります。

 

中卒の人はどんな仕事についている?

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厚生労働省『平成28年産業、職業、規模別求人・就職状況(中学卒業者)』
※産業別のデータです。

中学卒業の人は、主に体を動かす仕事に就いているようです。
求人数も同じことがいえます。

 

中卒の強みとは?

中学卒業からすぐ就職をする場合、大きな強みになるのは「若さ」です。
高校卒業・大学卒業と比べて早くから社会に出て働きますので、
同年代の人と比べて多くの経験を早いうちから積むことが出来ます。
特に、職人やエンジニアなど手に職系の仕事の場合、少しでも早く就職する方が有利になります。

さらに、若ければ若いほど育てて戦力にすることができると考えますので、採用に前向きな企業もあります。

安定した会社に早くから勤めることが出来れば、
大学卒業者よりも良い条件で働くことができ、
同年代の人よりも年収が高くなることもあります。

 

中卒の弱みとは?

偏見と闘わなければならない

現在、高校卒業者が大多数を占めていますので、企業は中学卒業である理由について知りたいと思っています。
高校を行かなかった理由、応募する企業に「なぜこの会社で働きたいのか」をしっかり伝えることが大切です。

中卒での募集が少ない

実力主義の傾向が強くなっている日本ですが、学歴社会とも言われています。
殆どの求人の応募資格が高卒以上になっているため、就職活動は決して簡単ではありません。

 

実際に中卒社員の方に聞いてみました。

案外大丈夫派

・自分が働いているところは学歴が関係ない職種なので、まったく問題ありません。その代わり、営業成績が問われるので成果はあげないといけませんけれどね。
(35歳男性 住宅営業)

・小さい会社なのですがアットホームで、会社もしっかりしているし、他の場所に比べてよほどホワイトだと思いますよ。定時にも帰れますしね。
(23歳女性 工場製造業務)

苦労している派

・若い頃にはあまり感じていませんでしたが、昇進や昇格、それにともなって取るように求められる資格の条件などで、何かと学歴がつきまといます。
(51歳男性 建設業)

・学歴のことを言い訳にしたくありませんが、派遣社員から抜け出すことができません。それと、付き合っている相手の親から、学歴と派遣社員のことで結婚を反対されました。
(35歳男性 運送業)

 

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明るい未来のために!今からできる4つの対策

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 ①学歴は変えることができる。

高等学校卒業程度認定試験は、様々な理由で、高等学校を卒業できなかった者等の学習成果を適切に評価し、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験です。
!合格することで得られるメリット!

1、 大学・短大・専門学校の受験資格を得ることができる。
2、 就職・転職の時に、高卒以上の応募資格の企業に応募ができる
3、 受験資格が高卒以上の資格試験の受験資格が得られる。

将来の様々な可能性に関係する幅広い資格といえるでしょう。

 

②資格を取る

中学卒業でも取れる資格をご紹介します。高卒や大卒と比べて少なくはなりますが、人気の資格が多くあることも事実です。一部をご紹介します。

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資格を選ぶ時に大切なことは、「その資格で食えるかどうか」です。
資格の学習に着手する前には、「役に立つ資格か?」「求人数は多いか?」を調べた上で取得を目指しましょう。

 

③実力主義の会社に入る

実力主義というと、営業職を思い浮かべるかもしれませんが、それだけではありません。
専門的な技術を求められる職人やエンジニア、その他、実績を評価する会社に就職する方法もあります。

 

④転職エージェントを活用する

既に何かしらの仕事の経験をある人は、自分のスキルや希望に合わせた職業の紹介・サポートを受けられる「転職エージェントを活用」してみてはいかがでしょうか?
転職エージェントでは、
「キャリアカウンセリング」「自分のスキルの棚卸し」「職務経歴書の添削」
「求人の紹介」「企業との連絡調整」
など、様々なサポートを受けることが出来ます。

 

中卒になると、就職は大変になりますが、今から出来ることもたくさんあります。
一度の人生です。
自分が目指したい職業ややりたい事をやるには何が必要なのかを考え、前向きに対策を取っていきましょう!

 

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